ホワイトヘッドの自然哲学

ホワイトヘッドの自然哲学

ホワイトヘッドが哲学的活動に乗り出した20世紀初頭、自然科学は基盤喪失の状態にありました。非ユークリッド幾何学や相対性理論、量子論の登場により、数学や物理学は変革を迫られ、時間や空間、物質といった基本概念も見直される必要があったのです。数学者・自然科学者でもあったホワイトヘッドは、科学内部から生じた問題をどのように解決したのでしょうか。自然科学と本質的に関わるホワイトヘッドの中期哲学とは、どんな哲学だったのでしょうか。

目次
自然科学の哲学
生成する出来事
出来事と客体
有機体論の萌芽

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