入門書・参考書

ホワイトヘッドの入門書・参考書

ホワイトヘッドの哲学は、英語で書かれた最も難解な哲学とも言われ、ネット上の情報や、出版されている書籍にも、間違っているものや不正確なものが多いのが現状です。原書や専門家の文献を読んでも、actual entityやeternal objectなどの術語が多用(乱用)されており、初学者は、まったく意味がわからないかもしれません。以下に、入門書・参考書を挙げます。

・田中裕 『ホワイトヘッド―有機体の哲学』 講談社、1998年。

・田中裕 『逆説から実在へ―科学哲学・宗教哲学論考』 行路社、1993年。

・『ホワイトヘッドと教育の課題』 プロセス研究シンポジウム編、行路社、1994年。

・ジョン・B. カブ/ D. R. グリフィン 『プロセス神学の展望―概論的解説―』 延原時行訳、新教出版社、1978年。(神学だけでなく、ホワイトヘッド哲学の解説書でもある。)

・ヴィクター・ロー 『ホワイトヘッドへの招待』 大出晁・田中見太郎共訳、松籟社、1982年。(ただし、翻訳がわかりにくい。)

・チャールズ・ハーツホーン 『ホワイトヘッドの哲学―創造性との出会い』 松延慶二・大塚稔訳、行路社、1989年。

・中村昇 『ホワイトヘッドの哲学』 講談社、2007年。(著者が序文で述べている通り、不正確なところもありますが、手頃な入門書です。)

これ以外の書籍を読むならば、直接、原典を読んだ方がいいでしょう。『科学と近代世界』や『教育の目的』、『理性の機能』、『象徴作用』、『科学・哲学論集』は、比較的読みやすい著作です。

 

 

このページは作成中です。

Comments are closed